2017年10月29日日曜日

委員会視察に参加しました

私の所属する厚生環境常任委員会の視察に23〜25日までの日程で参加しました。初日は岡山県倉敷市で市が進めている地域包括ケアシステムで薬剤師の役割に着目した取り組みを行なっている現状について、お話をうかがいました。藤沢市でも推進している地域包括ケアですが、福祉の充実を住民同士の支え合いに解消するのではなく、まず何より自治体が「住民福祉の増進」への公的責任を果たすことが大切だと感じました。倉敷市の庁舎はとても重厚感と趣がありました。


 
2日目は尼崎市に伺い、ヘルスアップ事業の取り組みを学びました。尼崎市は全庁的・全市的に健康寿命の延伸と生活習慣予防対策に取り組み、職員の循環器系疾患による休職者や長期療養者への傷病手当金を減少させるなど具体的な成果を上げている点がとても興味深かったです。住民が健康に生きていく権利を保障することは国・自治体の当然の責務です。今後も他市の取り組みに学びながら政策を深めていきたいと思います。



最終日は奈良県生駒市で地域包括ケアの取り組みについてお話しを伺いました。安倍自民・公明政権が2014年の国会で可決した「医療・介護総合法」にもとづき、要支援1、2の訪問介護と通所介護を保険から外し、市町村の「新総合事業」に丸投げしました。今年4月にはすべての自治体でスタートしましたが、先行自治体で矛盾があらわになっています。生駒市では認知症予防事業など住民の命と健康を守るために尽力していることが分かりましたが、根本的には国がしっかりと医療や介護の公的責任を果たすべきだと感じました。視察での学びを活かして、暮らし応援の藤沢市政を実現するためにがんばりたいと思います。



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